春の里山 高城山  2022年05月23日  
里山倶楽部四国編 

- 高城山 ―

朝ホトトギスの鳴き声で目覚めると、腹痛もなく体調が改善したようだ。

昨日行く予定だった高城山に出かける。



ファガスの森にはテント泊の車が一台だけ。

体調のことも考えて一寸ショートコース。

作業小屋横から登り始める。



ツクバネソウの花が咲いている。

登り始めは急坂が脹脛に応える。



ブナの若芽とツクバネソウ。



ブナの新緑も色濃くなってきた。



シャクナゲが沢山咲いている。



まだ蕾もあり綺麗だ。



ブナの幼木が多い。

幼木の年齢は芽鱗痕を数えれば良いらしいが良く分からない。

このブナの幼木でも4~5年はたっていると思う。



崩壊跡から風の広場は霞んでいる。



尾根に出るとシャクナゲが綺麗だ。



もうトックに花は終わっていると思っていただけに家内は大喜び。



タップリと花を楽しんでから進む。



アップダウンを繰り返して何時ものブナの倒木で一休み。



倒木の周りはブナの幼木が多い。

この中で一本でも成木になればよいのだけれど。



急坂から見下ろすとオオカメノキに花が残っていた。

例年なら一杯咲いているのだけれど今年は花が早かったようだ。



更に登っていくとオオカメノキの花が咲き残っていた。



オオカメノキは、ムシカリと呼ばれるだけあって葉が虫に食われている。

よほど美味しい葉らしい。



以前はワチガイソウが群生していた岩を回り込んで登っていく。

朽ちたブナの株にアオベンケイが寄生している。



最後の坂を登って大ブナへ。



キツイ坂を登ったご褒美の眺望。

今日は霞んでいて残念。



ブナの古木の新緑が美しい。



ブナに多くの実が出来ている。



今年はドングリが豊作のようだ。

ブナのドングリは5年に一度くらいしか豊作にならない。

今年の秋は、もしツキノワグマが居ればおお喜びするだろう。



高城山山頂着。

三角点の上に、なにか見覚えのあるものが置かれている。

なんと去年失くした私の温度計だった。

ストラップに見覚えがある。

この温度計は楽器の調律に使用する物だが、時刻と温度と湿度が見やすい。

メトロノーム機能もあるのでリズミカルに歩くのには便利だ。

欠点は0度以下は測定できない。

その為、冬季は使用しないので紛失したことに気が付かなかった。

もう販売されていないので、もし動けばありがたい。

見つけて置いていただいた方ありがとうございます。



大ブナにお別れして西尾根を下る。



ナナカマドにはまだ蕾もない。



モミジには赤い花が咲いている。



ブナやモミジの新緑の間を下っていく。



まだ葉が展葉していないブナもある。

バイケイソウにもまだ蕾はない。



テンニンソウの草原を下っていく。

今年はまだ一面には咲いていない。

それにしても崩壊面が広がっているのが気にかかる。



鉄塔広場へ通りていくとタンナサワフタギにも若葉が。



岩場を下るとミヤマザクラが咲いている。



深山桜は花弁の先が凹まないのが特徴。



カマツカはまだ小さな蕾。



ツルキンバイの花の跡。



スーパー林道に降りるとまだボタンザクラが綺麗だ。



マユミの古木にはアオベンケイが着床している。

今年はまだ少ないようだ。



マユミの蕾はまだ小さい。



綿のような白い綿毛はバッコヤナギ?

サンショにも小さな蕾が出来ている。



ヒメウツギが綺麗だ。

例年なら、南高城山の斜面がアケボノツツジで赤く見えるのだが、今年は赤い色がない。

もう散ってしまったのだろう。



ヒメレンゲは綺麗に咲いている。



今年は花が少ない。

遠くでカッコウが鳴いている。

今朝のホトトギスと共に初鳴きだ。

もうすぐ夏の季節がやってくる。



モノレールの基台下も崩壊が進んでいる。

小さいミミナグサが咲いている。



この小さな花はなんだろうか。

オオイヌノフグリよりもかなり小さい。

タチイヌノフグリかと思ったが、よく見ると違う。

コクワガタともクワガタソウとも違う。

調べるとコテングクワガタのようだ。



南高城に登ると頂上下のシロヤシオが満開。



純白の花が綺麗だ。



ユックリと純白の花を楽しむ。



上から見下ろすと。



南高城の標識がついているヒメシャラ。

曲がった幹の上に立ちたい気持ちがあるが、木を傷めるので自重。

ショッキングピンクのミツバツツジが今年も咲いている。



頂上の二本のシロヤシオは花が終わっている。



後ろの木には僅かだが花が残っていた。



ピンクのシロヤシロが咲いているかと急坂を下る。



ほのかにピンク色の花が数輪咲き残っていた。

今年は花が早かったらしい。

でも数輪でも咲いていて良かった。



また急坂を登り返す。



急坂を下るとツクバネソウが咲いていた。



もう一度満開のシロヤシオを見て下る。



林道脇の桜に実が出来ていた。



ミヤマサクラが咲き始めている。

白い小さな蕾が可愛い。



やはりまん丸花弁だ。



徳島のへそに着く。

雲早や高丸は霞んでいる。



崖下にはヤマシャクヤクの花。



随分と沢山咲いている。



キツクバネウツギ



ヒメウツギの花が綺麗だ。



咲き誇る深山桜



ツルキンバイの花とマムシソウ



もう散っているミヤマサクラもある。



駐車場に着くと車が増えている。

大西さんの車のようだが、3日連続で高城山に来ているのかな。

帰りにファガスの森に寄ってブン子さんと平井さんとよもやま話。

美味しいコーヒーをサービスしていただいた。

ありがとうございます。

今年は木の花の咲き方がおかしい。

例年より早く咲くのもあれば遅いのもある。

春の花ももう見納め。

もう直ぐ夏になる。

何処の山に行こうか今から楽しみだ。







総歩行距離 8.7km

累計標高差 ±812m

総行動時間 5時間27分




里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください