春の里山 気延山  2022年04月30日  
里山倶楽部四国編 

- 気延山 キンラン ―

昨日の雨が止んで、気持ちの良い朝となった。

久しぶりに気延山に出かける。




朝早くから多くのお年寄りが散策をしている。



タニウツギが咲き始めている。



タニウツギは蕾のうちは濃い赤色だが、満開になるとピンク一色になる。



この花はなんだろうか。

セイヨウイワナンテンに似ているが。



ヤマボウシが咲き始めている。

栗の花も。



足元に落ちている実は?

見上げてみる。



タブノキかな?



此処でもスダジイがマッシュルームのように花を咲かせている。



ホトトギスの葉が大きくなっている。



お稲荷さんの古い狛犬。



タツナミソウがきれいに咲いている。

八倉比売神社にお詣り。



こんな所にギンランが咲いている。



剣山方向は薄い雲に覆われている。



大川原と高丸山



今年はモチツツジが見事だ。



最近は団体で歩いている人たちが少ないなあ。

見上げるとコナラの若葉がきれいだ。



気延山山頂着。



サワグルミの若葉も美しい。



何の花かな?



キンランも咲いている。

気延山でキンランに出会えたのは久しぶり。



ギンランはあちこちに咲いている。



タツナミソウが沢山咲いている。



爽やかな天気だ。

少し暑いが、涼しい風も吹いている。



シオカラトンボは今年初めての出会い。



三角点を越えていく。



足元に小さな実が沢山落ちている。



峠のお地蔵さんと落ちているのはクロバイの花かな。



こんなにギンランの花が多いとは驚き。



前山峠着。



最近植えられたツツジに花が咲いていた。

剣山方向はますます霞んできている。



ロウバイの実



桜の実とヤブムラサキの蕾。



カクレミノがもう黄色く色付いてきた。



この小さな実はヤマザクラの実のようだ。



ミスジチョウがヒラヒラと飛んできた。



キンランが開いていないかと期待したが、やはり蕾のママ。



以前キンランを見かけた所にも咲いていないかと下っていく。

所が、途中で間違って気が付くと農大の体育館が見えてきた。

この道は神宅神社への道だ。

急いで急坂を登り返して鳥坂城跡方向へ下る。



ギンランは咲いているが、キンランは咲いていない。



鳥坂城跡のある茶臼山をトラバースして下っていく。



回り込むと鳥坂城跡への階段。

源頼朝の命によって阿波の守護職として佐々木経高が鳥坂城を文治2年(1186年)築城した。

経高は多くは京都に住み次男高兼を守護代として置いた。

承久の乱の後は佐々木氏に代わって小笠原長清が阿波国守護となり佐々木氏の籠る鳥坂城を攻め佐々木氏を排除した。

高兼は鬼篭野まで逃げたが弓を折り自害した。

鬼篭野には弓折の地名が残る。



トゲのある木に白い花が咲いていた。

赤い実もある。





古い馬頭観音などの石仏がある。



文政4年に馬頭観音を奉供したとの碑。



大きなお地蔵さん。



願主 尼寺村講中とある。







奉念誦 光明真言と弥陀宝号 各百万遍

明和3年 

願主 住尼寺

明和の時代に尼寺村で大災害でもあったのだろうか。

光明真言は、大日如来に導きを願う言葉だそうだ。

集まった講中の人達が唱えた光明真言の合計が、百万遍になったときに記念に作る碑を、光明真言百万遍供養塔という


また、弥陀宝号とは南無阿弥陀仏ととなえること。



同時代のお墓もある。



尼寺古墳群に、先日見つけることができなかった海城跡を見に行く。



このピークは尼寺古墳群がある。

この石室も古墳跡だろうか。

少し前まで綺麗に祀られていたが、今は祀る人もいないようだ。



古い祠が残されているが今は祀られていない。



何段かの削られた平地があるが、海城跡だろうか。



古い石碑もある。



同じような石像が並んでいるが、年号は明和から天保などかなり幅がある。



尼寺小学校跡には車が多く停まっている。

cafeが開いているのかなる



コナスビとアメリカフウロ



柿の畑が多い。



大きな蕾は甘夏かな。



立派な古民家が大規模リフォーム中。



柑橘類の花だと思うのだが。



グルっと回って史跡公園に帰ってきた。






総歩行距離 10.7km

累計標高差 ±612m

総行動時間 5時間30分




里山倶楽部四国

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