春の里山 気延山  2022年03月21日  
里山倶楽部四国編 

- 森本院しだれ桜 気延山 ―

昨日の眉山は、予想以上に桜の開花が遅れて残念な結果だった。

森本院の枝垂れ桜が5分咲きくらいになっているらしい。

まだ少し早いかなと思いながら気延山に向かう。



史跡公園の駐車場近くの蜂須賀桜はも葉桜になっていた。

散歩中の人は「咲いたと思ったら3日で散ってしまった。」と言っていた。



ソメイヨシノは硬い蕾。



スミレもほんの少し咲いているだけ。



咲きの悪かった椿が少し咲き始めている。



シハイスミレがやっと咲き始めた。



八倉比売神社にお参りしてから山道を進む。



剣山方向は霞んでいる。



五差路ではお年寄りが賑やかに歓談している。

エッチらと気延山山頂へ。



役行者と森本院が昭和32年に勧請したという祠。

昔は此処で護摩供養が行われていたらしい。

ヤマザクラはまだ固い蕾。




不動明王にお参りしているとトレランの男性が追い抜いて行った。



曇り空で薄ら寒い。



峠のお地蔵さんにご挨拶。

家内のペースは早い。

と言うか私のペースが遅くてどんどん遅れる。

家内は鉄塔広場で待ちくたびれている。



ヤブツバキが今頃になって咲き始めている。



春に赤くなるモミジも葉が展開し始めている。



前山峠着。

少し見晴らしが良くなって剣山が顔を出した。

少し雪が積もっているようだ。



レンギョウの黄色が目を引く。



前山峠の枝垂れ桜は蕾が膨らみ始めたばかり。



花桃も数輪開いているだけ。

今年は春の花が遅い。



ベンチの後ろの早咲の桜も蕾。



祠のお地蔵さんにお参りしていると、風鈴が吊られている。



ベンチで休憩中の男性が制作したらしい。

なかなか趣のある風鈴だ。

以前のフクロウも彼が作ったそうだ。



賑やかな声がしてカラフルなトレラン姿のオバサン集団がやってきた。



車道を前山公園に向かって下る。

白い桜が咲いている。



葉と一緒に花が咲く早咲きの桜はオオシマザクラだろうか。



トサミズキやサンシュユが満開。



麓近くになるとソメイヨシノも少し咲き始めている。

舗装路を下っていると足の指が痛くなってきた。



リサイクルセンターの枝垂れ桜が咲いている。



満開が近い枝垂れ桜は美しい。



前山公園手前の祠の桜も咲き始めた。



前山公園の咲き始めた桜の前で昼食。

今年初めての冷やし中華。

コンビニ弁当は毎年豪華になる。

靴下を脱いで痛む指を見ると水ぶくれが出来ている。

昨日の長い舗装路歩きで豆が出来たようだ。

予備の靴下を2枚履きする。



森本院まで来ると枝垂れ桜が満開。




門の脇の紅白の沈丁花から甘い香りが漂っている。



まずは本堂にお参り。

森本院は歓喜天を祀っているが真言宗のお寺。

違い大根と巾着袋が寺紋だそうだ。

袋紋は歓喜天を祀る寺院の紋に多くみられる。

それは巾着袋が仏教の守護神であり、

ヒンドゥー教の神・ガネーシャが仏教に帰依した姿の大聖歓喜天の象徴であると考えられているためだ。

ちなみに歓喜天は聖天とも呼ばれ、袋以外に大根もその象徴とされている。

これらを合わせたものを「聖天袋(しょうてんぶくろ)」と呼ぶ。

歓喜天は除病除厄・富貴栄達・恋愛成就・夫婦円満・除災加護など、多彩な現世利益をもたらしてくれる。

しかし、その一方でいい加減な供養をすると子孫七代の福を吸い上げるという恐ろしい一面もある。



日が差してきて、満開の枝垂れ桜が輝く。



二日前は5分咲きだったことが信じられない。





枝垂の中から本殿。



枝垂の中に入って見上げる。



鐘楼を見下ろして。



違い大根の寺紋入り瓦

お寺の御内儀にお寺の成り立ちや気延山の祠と護摩供養のことなど教えていただく。

甘夏を3個で100円で売っていたので購入。



鐘楼の下から眺める。



境内のソメイヨシノも咲き始めている。



東王子神社の桜はまだ蕾。



旧農大跡に来ると開花はまだ。



コブシやすももが咲いている。



野鳥の森に入ると、すごいイノシシの掘り返し跡。



ヨッコイショと登って縦走路へ着く。

足のマメが潰れたのか痛くなくなった。



駐車場まで帰ってくると、朝は全く咲いていなかったソメイヨシノが咲き始めていた。

後、数日で見頃になるかもしれない。





総歩行距離 10.9km

累計標高差 ±611m

総行動時間 5時間48分




里山倶楽部四国

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