春の里山 慈眼寺  2022年03月17日  
里山倶楽部四国編 

- 山里の春 慈眼寺 ―

今年は春の花が遅かった。

所が暖かい日が続いて一気に咲き始めている。

例年、春の花の咲き始めに坂本から慈眼寺への里山歩きをしている。

今年はチョット遅らせてみたが、もう慈眼寺の桜も咲いている頃だろう。



坂本の旧小学校跡から出発。

お雛様の奥屋敷の終わった坂本は少し寂しい。



遍路道の入り口にある家からお婆ちゃんが出てきた。

以前は綺麗に雛人形を飾っていて、通りかかる人にキウイを無料でお接待していた。

お聞きするともう90歳を過ぎたそうだ。

でもしっかりした足取りでお元気のようだ。

ユキノシタはまだ葉っぱだけ。



慈眼寺へ29丁の丁石。

ムラサキケマンが咲きかけているが、今年は咲くのが遅れている。



小さな花たちも咲き始めている。



遍路道脇にあるお宅は車が二台停まっていて生活されているようだ。

お庭のサクラソウは数が少なくなっている。



何時も挨拶をしてくれたお婆ちゃんのお宅は人気がない。

白い桜が綺麗だ。



サクランボがなるカラミザクラだろうか。



26丁の丁石。



鹿瀬山が見えるところに満開の桜は寒桜だろうか。



咲き始めの寒桜は紅色が濃い。



山の斜面にはアチコチに桜が満開。



枇杷の花も咲き始めている。



ムラサキサギゴケも咲き始めている。



シャガの花を写していると危うくカラスヘビを踏みそうになった。

もう蛇が冬眠から覚める季節になったんだなあ。



ヒメウズの花もたくさん咲いている。



お不動さんにお参り。



ネコノメソウも咲き始めている。



オオイヌノフグリもビッシリと咲いている。



タンポポとフキノトウ



寄せ墓と割れた道標



ツクシと廃屋となったミカン貯蔵庫



アカタテハが冬眠から覚めたみたい。



梅が満開の農道から遍路道に入る。



お遍路小屋



大岩をくり抜いた道



雨も降らないのに水量が多い。

コショウノキの花がアチコチに咲いている。



シロバナジンチョウゲはコンモリと丸まって咲くがコショウノキは一本立ちが多い。



正木からの車道に飛び出る。



タチツボスミレとシロバナショウジョウバカマ。



まだ咲いていないかと心配していたが、シッカリと咲いていて安心。



ヤマルリソウも咲いていて嬉しい。



マメザクラはまだ小さな蕾。

石灰岩の露岩



慈眼寺に着く。



太子堂とお地蔵さん



ロウソクを供えてお太師さんに今年一年の安全をお願いする。



今年も穴禅定の試しは通ることが出来ない。



穴禅定に向かうと寒桜は咲き始めたばかり。



寒緋桜とカラミ桜は満開。



綺麗だなあ。



ヒオドシチョウも冬眠から覚めたようだ。



観音様を拝みながら急坂を登って行く。



ヒメウズとヤマルリソウ。



タチツボスミレと大きなお地蔵さん



上勝の山並みと正木ダムが見える。



大きな落石。



古い参拝路は落石で完全に壊されている。

セントウソウも咲き始めている。



穴禅定入り口に着く。



それにしてもデッカイ石灰岩だ。



本堂の周りを3度回ってお参りする。



引き返すと山肌にキランソウが咲いている。



ヤマルリソウとスダヤクシュ。






帰りに咲き誇る桜を堪能。



フキノトウとタチツボスミレ



咲き始めの寒桜も可愛い。

桜の花を見ながらコーヒータイム。



足元にはハコベとカキドウシ



パジェロミニが走ってきて、ハンディターミナルを持った女性が駆け上がってった。

暫くして降りてきたので、挨拶すると四電の検針員さんだった。

山里の電気量検針は大変みたいだ。



車道を帰るとシャガの若い葉っぱが鎌で切られたようになっている。

古い葉っぱは切られていない。

どうも鹿にかじられたようだ。



キブシの花とタチツボスミレ。



高鉾山と高鉾山本峰

プロペラも見える。



坂本と正木からの参拝路が交わるところの拝所。

ここから慈眼寺へと直登路が有る。



紅葉の芽生え。



フサザクラが咲き始めている。



小さな滝とクサイチゴ。



灌頂の滝到着。



灌頂の滝は水量が少ないが、水しぶきが風に煽られて飛んでくる。



水仙とシャガの花



へびいちごの花



お不動さんの広場で昼食。



寒桜に飛沫が舞い降りて綺麗だ。



桃の花が綺麗だ。



ハウルの動く城



雄滝の水も少ない。



龍神の塔というらしい。



きれいな雌滝の水を見ていると、カブで男性がやってきた。

なんとヤッホーさんだった。

お久しぶりです。

これから大川原への林道へ水飲み場を作りに行かれるらしい。

こんなところでお会いできるとはびっくり。



ここからは山里歩き。



まだ梅の花が綺麗だ。



キランソウとシャガ



オニタビラコアザミと



クサイチゴとヘビイチゴ



ニホンタンポポとカタバミ



ペンペングサとタンポポ



コブシはまだつぼみ。



トサミズキ



ヤブツバキと彼岸桜



赤みが強いのは蜂須賀桜だろうか。



キワダに降りていく。



大山祗神社。

地神祭が行われたようだ。



神社前で一息入れる。

この大山祗神社は愛媛の河野一族がこの地に来て勧請したらしい。

何故か徳島には河野水軍の末裔が多い。



木瓜の花と金柑



黄色い花は?



風の里坂本は色々なモニュメントが有る。



お雛様の聖地 お雛山



費用もかかるだろうになあ。



町営バスが坂本隧道に向かっていく。



ヤマガラの餌やり場ができている。



出来たばかりの丸太のベンチに座ってヤマガラがやってくるのを眺める。



森本家の上の寒桜の並木は満開。 



数年前の賑わいに比べて、見に来る人は少ないがそれでも綺麗に咲いている。



蓮華がたくさん咲いている。



坂本隧道。

明治43年に出来たんだ。

それまでは上勝に行くのは山越えだったのだろう。



駐車場に帰ってきた。

今年も春の里山歩きを楽しむことが出来た。

これからも毎年歩けたら良いのだが。





総歩行距離 14.9km

累計標高差 ±1,442m

総行動時間 6時間55分

里山倶楽部四国

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