春の里山 天ヶ津峰  2022年06月08日  
里山倶楽部四国編 

- 天ヶ津峰 北西尾根 イチヤクソウ キヨスミウツボ ―

朝起きると薄暗いが昼頃には天気が回復するだろうと、天ヶ津峰へ。



御嶽神社の駐車場から出発する。

大谷川のホタル祭りは、コロナで今年も中止になったそうだ。



御嶽神社から出発。

何時通っても、群立する霊神像はは不気味だ。



クチナシの花が咲いて芳香が漂っている。

白装束の男性がもう降りてきた。

毎朝、奥の院を御参りしているらしい。



御嶽神社奥の院着。



群立する石碑と御嶽神社奥宮。



ネジキの花とガマズミの実



ヤマツツジが咲いている。

阿讃山脈のヤマツツジは色が淡いのが多い。



オオバヤシャブシに青い実が出来ている。



ネズミモチの花とネジキ



サルトリイバラの実と少し赤くなったヤマハゼ。



今日は猿の墓から頂上へと向かう予定。



ヤブムラサキとトンボソウ



松の広場に着く。



北西尾根のピークと松茂の海。



標高が上がるとヤマツツジが満開。



今年はトンボソウが多い。



咲いていました。

今日の目的の一つ、イチヤクソウの花。



ほんの数株しか咲いていないが、毎年同じ所に咲いていてくれて嬉しい。



少し進むとキヨスミウツボが咲いている。



今年は花が多い。

道の両側に群生している。

徳島県:絶滅危惧I類

完全な寄生植物なので葉がなく葉緑素を持たない。

寄生先の根から養分を吸収している。



アリドオシの花も沢山咲いている。

赤い実がなり、一両とも呼ばれる。



群石の展望台に向かうと、曇ってきて冷たい風が吹く。

汗ばんだ体が冷えてくる。

テイカカズラが満開。



群石の展望台上には剣ヶ峰の標識が出来ていた。



展望台には先客が二人。



ヤブコウジには小さな実が出来始めていた。



先着の男性と暫く話をする。

四季美谷温泉の時からお山の遠足には良く行っているらしくて、平井さんや大西さんをよくご存知のようだ。



山頂に群生している花は何だろうか?

自生したのか誰かが植えたのか?

随分と沢山増えている。



こんな花も。

男性が出発してしばらくして頂上に向かおうとすると、家内が今日此処から帰ると言い出した。

あまり長い事私が話し込んでいたので、体が冷えて気分が悪くなって来たらしい。

天候も回復しそうもないので北西尾根経由で帰ることにする。



一旦下って少し登り返すとテーブルマウンテン。



コガタツバメエダシャク?とキシタエダシャク



コクワガタ?とコナスビ



この前まで三角山と書かれていたが、みふみ山に変わっている。

四等三角点「丸笹」323.8mがある。



見晴らしの良いテーブルで少し早いが昼食。

冷やした大盛り蕎麦は肌寒くて美味しくない。

そのうちに雨が降り出した。

かなり本格的な降りとなる。

幸い木の下なので、雨具を着けるほどもない。



吉野川の向こうに徳島市街と眉山。

その奥に阿南の石灰岩採石の山も見えている。



食後下山を急ぐ。

サルトリイバラの実が赤くなってきている。

大きなヌタ場を通過。



大谷川登山口へと左折する。

この道は初めて通る。

いつの間にか晴れてきて暑くなってきた。



木々が綺麗に伐採されている。

使い込まれたスックの忘れ物があった。



新しい道が出来ているので東林院北コースへと右折。

少し進むと東林院北コースと大谷川コースとの分岐。

作業着姿の男性が一人食事中。

この道を改修されている方のようだった。

もしかすると石の展望台もこの方が作られたのかな。

去年は東林院北コースを登ってきて、此処の手前を右に曲がってまた高速の側道まで降りてしまった。

あの道はキツかった。



緩やかな道を下っていくと展望が良いところがあった。



フカフカの高級絨毯のような道が続く。

そう言えば、出来たばかりの頃の一風新道もこんな感じだった。

こんな所に水場が。



雨の降った後は水が出るらしい。



緩やかに下っていくと車道に出た。



近道と書かれている道を左へ。

オニヤンマが羽をちぎられてモガイている。

何かに襲われたのかな。



近くにヤマサナエが飛び回っていたが、またか此のトンボがオニヤンマを襲ったのか?

歩道を歩いていくと道がわからなくなった。

このママではまた山道に入る。

ナビで確認すると旧道が分かれている。

小屋の手前から左へと踏み跡を入る。



踏み跡はあるがヤブ深い。

バラのトゲに刺されて手の平から血が吹き出た。

思わず吸ってペッとすると家内から汚いと叱られた。

コロナ以来家内は少し神経質だ。



何軒かの廃屋の横を通り、洒落た家の横から橋を渡る。



ノグルミの花が咲いている。



綺麗なホタルマップがあった。

ホタル祭りはなかったけど、ホタルは飛んだのだろうか。



いろいろな色のあじさいが咲いている。



西尾根の駐車所には数台の車が停まっている。

ホタルの観察路横の畑が整地されている。

住宅地になるのだろうか。



ミゾソバが咲いている。

駐車場に帰ってくると誰の車も停まっていない。

最近は先程の西尾根登山口から登る人が多いようだ。

帰りの車道で何時もの鳴門の男性と出会った。

やはり毎日登られているようだ。

随分と顔色も良くなっていた。

今日は、群石の展望台から新道を降りてきたとのこと。

また新しい道が出来たらしい。

今度歩いてみようかな。






総歩行距離 8.5km

累計標高差 ±634m

総行動時間 5時間20分




里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください